「こだわり」で差別化するには


今日の論点

ブランディングを行うには、あなたの「こだわり」を、お客様へ伝える必要があります。上手く伝えることが出来れば、お客様がお客様を紹介して下さり、成功へのスパイラルを歩むことが出来ます。

 

ここで簡単に「こだわり」と呼びましたが、これを正しく定義して伝えることは、思いのほか難しいのです。今回は美容室を例に考えてみましょう。 

 


「こだわり」で差別化するには クチコミ客を増やすブランド戦略 アルファブランディング

美容室のこだわり

何にこだわっていますか?

美容室の経営者に、「あなたのお店は何にこだわっていますか?」と問いかけると、かなりの高い確率で「お客様との対話にこだわっている」と言う回答が返ってきます。

 

好みのファッション、好きな芸能人、普段はどんな音楽を聴いているのか。そのような情報を集めることで、お客様と美容師との間で共通のイメージを作り上げるようなのですが、たぶん上手くいかないでしょう。

 

私が「こだわり」と呼んでいるのは、いつもあなたが気を付けている事ではなく、他の店と決定的に「ここが違う」と言える部分です。お客様と対話する事は、どのお店でも行っている事ですので、「こだわり」とは呼びません。 


「こだわり」のお店とは!?

こだわりのある美容室とは、具体的にどんなお店を指すのでしょうか。いくつか例を挙げてみましょう。

  • 私のお店ではエクステンション(つけ毛)300種類以上を常備しています。カラーリングやボリュームなど自由に選んでいただけます。いつもの違う自分になれますよ。
  •  ロングヘアを美しくキープするために、まず年間のメンテナンス計画を立てています。メンテナンスの時期を事前に決めておくことで、パーマやカラーリングのダメージを最小限に抑えて、美しい髪をキープすることが出来ます。
  • 美容室に行っても、翌日、自分でスタイリングすると、イマイチ決まらない。これは正しいブローを知らなかったり、スタイリング剤の選び方が誤っていたりする事もあるのですが、一番大きな原因は、もともと自分ひとりでスタイリング出来るヘアスタイルを選んでいない事にあります。私たちのお店はカットに工夫を凝らすことで、ひとりでも美しくスタイリング出来るヘアスタイルを提案しています。

 「こだわり」とは、他のお店と決定的に違う何かを指しているのであって、普段の仕事で気を付けていることではないのです。この「こだわり」さえ上手く設定することが出来れば、あとはそれをお客様へ伝えていくだけです。

 

弊社では商品やサービスが生まれるまでのストーリーを伝えることで、ブランディングを図る事をお勧めしていますが、別に他の方法でも全然OKです。要はあなたの「こだわり」をお客様へ伝えることが出来れば、それで良いのです。