価値が見えれば高くても購入する


今日の論点

高く感じる商品と、安く感じる商品とには、どの様な差があるのでしょうか。

 

今回はイチゴの価格設定を例にして、消費者に提供する情報量が、どの程度、価値に影響を及ぼすのかを考えたいと思います。

 


価値が見えれば高くても購入する

人は感情で購入を決める

価値を認識させるには?

人はモノの価値をどのように認識しているのでしょうか? 

 

それを感じていただくために、ある実験をご紹介します。まずは商品です・・・まぁ、なんでも構わないのですが、たとえばイチゴで実験をしてみましょう。

 

何人かの人たちに集まっていただき、イチゴを見せます。これを1パック1,000円で買いたいと思う方に挙手をしても、ほんの数人の手が挙がるだけです。1パック1,000円は、おおよそ市場価格の2倍ですので、当然の結果と言えるでしょう。

 

次に商品のスペックに対して説明をします。どこで取れたイチゴなのか、どの程度甘いのか、どのような栽培方法を取っているのかなどを説明すると、購入したいと思う方が少しだけ増えます。

 

さらにこの次に商品の使い方を示します。ケーキのトッピングにする、ジャムを作る、焼き菓子を作る、このイチゴをいかに美味しく食べるのかを説明すると、また少し人数が増えます。

 

最後にこのイチゴを作った人を紹介します。生産者の経歴、なぜイチゴを作っているのか、イチゴを栽培する方法、家族はどう思っているのかなどを説明すると、突然手を挙げる人が一気に増えるのです。説明する順番を入れ替えても、やはり生産者の紹介で反応が高まるのです。

 

人は常に論理的に判断を下している訳ではありません。感情で判断しているのです。人が感情を動かされて共感するのは、やはり「モノ」ではなく「人」なのです。「人」を語ることが「商品の本当の価値」を語ることになり、あなたの商品のブランディングにつながります。