モノではなく人を語れ


今日の論点

商品やサービスが持っている本当の価値を伝えなければ、他社との差別化が出来ないため、最終的には価格競争に陥ります。

 

価格競争に陥った場合は、より効率的に量産できる会社が有利であり、資本力の勝負となります。この価格競争を回避するには、「同じものではない」と言うことを消費者に伝える必要があるのです。

 

では、どのように伝えれば良いのか考えてみましょう。

 


ストーリーが大切な理由とは?

ストーリーテリングのフレームワーク

人は人に関心を持つ

NHK総合が放送している大河ドラマをご覧になっている方も多いと思います。歴史上の人物にフォーカスを当てて、その生き様を綴っていくもので、一度見始めると絶対に最終回まで見てしまう方も多いのではないでしょうか。

 

NHK教育も歴史上の出来事を取り上げた番組をたくさん制作しています。こちらも非常に高いクオリティなのですが、癖になるほどではありません。では一体何が違うのでしょうか。

 

NHK総合の大河ドラマは「人物」にフォーカスが当たっているのに対して、NHK教育の番組は「出来事」に対してフォーカスが当たっています。人はある出来事の意味や影響などよりも、人の生き方の意味や影響に興味があるのです。

 

この「人にフォーカスを当てる」と言う手法は、ブランディングでも非常に有効な手段です。

 

では、どのように人にフォーカスを当てれば良いのかを順に見て行きましょう。 


プロット構成

この図は、ある人が商品やサービスを提供するにあたって、必ず通るプロセスをグラフにしてあります。このグラフのことを「プロット構成」と呼びます。

 

この プロット構成に従って商品やサービスに対する思いを文章にすれば、消費者に対して容易にあなたの思いを伝えることが可能です。

 

あなたの商品やサービスが、どのように生まれてきたのか、そのストーリーを伝えることで、独自の市場を確立し、価格競争を回避することが出来ます。


生い立ち 商品やサービスを提供しようと思ったバックグラウンドです。生い立ちを伝えることで、商品やサービスに対する思い入れを伝えることが出来ます。

決意

何かを決めると言うことは、別の何か選択肢を捨てると言うことです。新しくビジネスを始めるに当たって、何かを捨てる決意をされたと思います。その捨てることを決心した理由や出来事を伝えます。

苦境 全ての事が順風満帆という訳には行きません。自分の見込みの甘さや、思わぬハプニングで苦境に立たされることが必ず起こります。あなたが最も苦しかったことを伝えます。
助け そのような中でも、あなたを応援してくれる人がいます。家族であったり、友だちであったり、部下であったり。人の助けが身にしみる出来事があるはずです。
成長 応援してくれる人たちの助けもあり、あなたのビジネスは順調に成長して行きます。どのような出来事で成長を感じたのかを伝えて下さい。
失敗 ただ成功は失敗を連れてきます。成長している時に起こる失敗のダメージは大きく、挫折しそうになる事が出てきます。最も大きな心の痛手を伝えてください。
契機 そういう厳しい中でも、手を差し伸べてくれる人がいます。その手を掴んでもう一度歩き始める切っ掛けになった出来事を伝えて下さい。
満足

ビジネスの成功は、お金が儲かったと言うこととは別の次元のお話です。人と人の繋がりによって得たあなたの満足を伝えて下さい。