町の弁当屋はなぜ潰れないのか?


今日の論点

コンビニの安いお弁当、大手牛丼チェーン店の値下げ競争、町の弁当屋には、非常に厳しい状況が続いています。

 

この状況の中、しぶとく生き残っている弁当屋は、どうしているのでしょうか。一緒に考えてみましょう。

 


町の弁当屋はなぜ潰れないのか?

隠された収益源を考える

町の弁当屋の生き残り戦略

コンビニや牛丼屋との安売り競争により、商品当たりの利幅が小さくなっていますので、町の弁当屋はたくさん売らないと、商売を続けて行くことが出来ません。

 

しかしながら、弁当を買いに来るお客様は、どうしてもお昼時に集中します。たくさん売る為に、その時間だけアルバイトを増やしたとしても、店舗の大きさや設備のキャパシティ限界により、作れるお弁当の数には限界があり、簡単に売り上げを伸ばすことは出来ません。


店売りがメインの収益源ではない

会社勤めをしている方なら経験があると思いますが、お昼前にみんなの希望を聞いて、まとめてお弁当をFAXや電話で発注してますよね。お昼ほどではありま せんが、夕方も残業する人が頼んだりしています。あれがメインの収益源のなのです。

 

お昼のお弁当の場合、正午前には弁当の配達が完了していますので、来客 のピークとも重なる事もなく、大量に弁当を捌くことが出来ます。これが町の弁当屋の生き残りの秘密です。


駅弁屋はさらに上を行く

このような町の弁当屋の努力とは逆に、この安売り競争に巻き込まれていない弁当屋もあります。それは駅弁屋です。駅弁のほとんどは1,000円以上の価格設定がなされており、また自社で販売を行いませんので、繁華街に店を出す必要もなく、家賃などを抑えることが出来ます。また作っている弁当の種類も少なく、仕入れ材料のロスも少なくて済みます。

 

ただ町の弁当屋と比べて、ひとつ不利な点があります。それは現金商売ではないと言う事です。

 

町の弁当屋は、仕入れ業者に対して掛けで支払いますが、来店客からは現金で回収します。簡単に言いますと、先に来店客からお金をもらって、後から仕入れ業者に支払っている訳です。キャッシュフロー的にはとても良い状態です。

 

逆に駅弁屋は、販売してもらっている企業から現金を回収するのに時間がかかる為、それなりの現金を準備しておかなければ、経営が成り立たなくなります。一見すると同じように見える弁当屋ですが、さまざまな収益構造が存在しているのです。