トータルコーディネートが大切


今日の論点

最近、ビジネス・スーツをディスカウント価格で提供するお店を、よく見かけませんか。

 

こんなに安くてビジネスとして成り立っているのか心配になるのは私だけではないと思います。

 

今回はこれらのお店の収益構造を見て行くことにしましょう。

 


トータルコーディネートが利益を生む

トータルコーディネートで併売を促進

低価格戦略の収益構造

3月に入って入社の準備でビジネス・スーツを買い求めた学生さんも多いと思います。スーツだけではなく、シャツ、ネクタイ、靴など、他のアイテムも 揃えなければなりません。

 

大手紳士服チェーン店では、この時期を狙って、安く販売するキャンペーンを行っています。本当にこの価格なのかと疑ってしまうよ うな、驚きの価格設定です。

 

では、どうしてこのような低価格で商品を提供できるのでしょうか? 

 

話を簡単にするために、ここでは販売管理費を考慮しないと すると、店側の利益は下記の数式で表すことが出来ます。

 

利益=(売価ー原価)×数量

 

利益を増やすために、店側が取り得るオペレーションは、売価を上げる、原価を下げる、数量を増やす、この3つだけです。このケースでは売価を下げても、数量を増やすことで、利益を確保しています。トータル・コーディネートでセット販売する事で、たくさんのアイテムを購入させて、全体として利益が出る仕組みです。


利幅は薄くても併売で利益を確保

このトータル・コーディネートは、色々な業種・業態に応用する事が出来ます。

 

例えば、レストラン・バーであれば、卒業式の2次会用に、場所と料理を提供するだけではなく、ビンゴ・ゲームのセットや景品の準備、先生に渡す花束など、トータル・コーディネートを行い、「卒業式2次会セット」としてプロモーションすれば、他と大きく差別化することが可能です。

 

トータル・コーディネートを考えることで、一つひとつの利幅は薄くても、他の商品を合わせて購入して頂くことで、十分な利益を確保することが出来るのです。